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鉄コン筋クリート

2007年02月01日 20:24



この映画をひとことで語るとするなら、
やはり「愛の物語」ということになるのかな。
人が人として生きていくためには、
人を愛する感情が不可欠なのだな、と思う。

二宮さんがこの映画でも、声でいい演技をしていた。
彼のおかげで、なかなかおもしろい映画を
観させてもらえたなと思う。

映画の評価 ★★★
※評価ランク ☆ ★の半分 ★イマイチ ★★まあよかった
★★★フツーに感動 ★★★★強く感動 ★★★★★完璧


以下ネタバレあり↓
日本の近未来地方都市のような宝町に、
そこを牛耳る暴力的なガキがいて、
その町を支配化におさめようとするヤクザがいて、
金儲けをもくろむ得体の知れない輩がいて・・・

最初、この物語が自分にどうリンクするのか、
あまりピンとこないまま物語の流れに寄り添っていたら、
心の闇という、予想外に深いテーマに行き当たって驚いた。

蛇(声:本木雅弘)の放った殺し屋にシロ(声:蒼井優)が刺される。
クロ(声:二宮和也)は、シロがこのまま自分と一緒にいたら
危険だと思い、シロが警察に保護されるとき、
わざと「お前がいるとジャマだ」とかいってシロを突き放す。

でも、離れ離れになって危機に陥ったのはクロの方だった。
心が不安定になり、暴力に走ってますます心は荒み、
ついには現実逃避して心の病のような状態に陥ってしまう。

人はそこまで精神的に追い詰められて、
なおかつ生命の危機に脅かされると、
自分の身を守るために暴力と同化するのかもしれない。
迷いのない純粋な暴力=「イタチ」と化するのかもしれない。

クロの危機を感じ取り、
「クロにないネジ、シロが持ってる。シロがみんな持ってる!」
と叫ぶシロ。二人は深いところでつながり合っていた。
二人は互いに、自分にないものを相手に求めて補い合っていた。
クロはシロを愛することで、
人間らしいあたたかさを保っていられたのだろう。

シロの声が届き、心の闇に飲み込まれそうになっていたクロは
そこから脱出する。

シロの面倒を見るうちに、いつしかシロに愛情を持って接するようになった
不感症の若い刑事(声:宮藤官九郎)もいいなぁと思った。
シロの無垢なパワーが周りの人間の心を揺さぶるのだ。
その力にクロも守られていたのだな。


鉄コン筋クリート
監督:マイケル・アリアス 原作:松本大洋 脚本:Anthony Weintraub
声の出演:二宮和也 蒼井 優 伊勢谷友介 他 2006年

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